松本市内のレストランなどの調理師の有志が集まり、被災地で炊き出し等のボランティアをする団体です。 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市や南相馬の避難所・仮設住宅に、定期的に通い、炊き出しをやってます。プロのコックが温かい食事を提供し、被災者の方々に喜んでいただいています。

2019年12月01日

台風19号の被災地支援とSNSでの情報発信


「炊き出し機動部隊 みらい」は、2011年の大震災の後も、熊本の地震や西日本の水害などで全国各地の被災地に通って、プロの美味しい料理を提供してきました。

今回、地元の長野県が台風19号の千曲川の決壊で被災したため、長野市の被災地に毎週金曜日などに通っています。大晦日にも行き、来年も続ける予定です。

みんな自腹で行っているので、金銭面のご支援をぜひお願いします。みらいベースというクラウドファンディング(ネット上の寄付) で、以前から募集していますが、まだ5万円しか集まっていません。12月中が締め切りです。

リンゴの皮むきやできた料理を届けに行くような、料理のプロでなく体力が無くてもできる仕事もあるので、ボランティアに参加頂ける方も歓迎です。

情報発信は、FacebookTwitterで頻繁に行っています。 名称は「松本市炊き出し隊 みらい」に変更しています。

被災地は、報道されているより大変な状況です。みなさんのやれる範囲でご支援をお願いします。

  

2012年03月06日

3/11復興氷彫モニュメント@陸前高田・3/10音楽イベント

今週末、3/11で東日本大震災から1年になります。いまだに多くの人々が苦しい生活をされている中、少しでも復興の後押しができないかとの想いから「復興の氷彫モニュメント」を企画したところ、陸前高田の方から「是非、お願いします」と快く受け入れていただきました。

そんなわけで、3/10からまた陸前高田に行ってきます。

北海道や関西など全国から氷彫制作の職人が集結し、徹夜で、追悼のキャンドルも入れられる、"願い"の心の入った数十本もの氷彫を制作します。

場所はあの「奇跡の一本松」の近くの「酔仙酒造」跡。氷は、松本の田中製氷さんがご提供下さいます。

また、松本では、3/10、駅前のライヴハウス「モールホール」&「GNU」で、炊き出しのメンバーの車屋「ガレージchacha」が主催する復興支援音楽イベント「みらい」が行われます。HPはこちら。チケット(2000円)は、復興のためのカンパになります。ぜひお越し下さい!!

右上の本は、現地の出版社の方が作った震災前後の陸前高田の写真集「未来へ残したい陸前高田」です。前回行った時に、頂いて来ました。

現地はまだ一部がれきの処理が始まり、復興事業が始まったばかり。色がない世界なので、花を持っていくと喜ばれる、そんな状態です。  

2012年03月04日

東北の被災地を車で訪れる方はパンクなどにご注意を

東北の被災地は、他県でのがれきの処分が始まり、ようやく復興が始まりましたが、まだまだ支援が必要です。

もうすぐ大震災から1年ですが、東北の被災地を車で訪れる方は、車のパンクや故障にご注意ください。

被災地の道路には、まだパンクの原因になる大きなネジなどがあります。

我々が行くときは車の修理屋さんも同行し、車列の最後を走って、車に異常がないか監視してもらっています。

写真は、年末に陸前高田に行った時に、一本松の写真を撮るボランティアのお子さんです。  

2012年02月25日

司厨士協会新年会でこれまでの炊き出しを振り返り、報告

2/23、全日本司厨士しちゅうし(=西洋料理の料理人)協会長野支部の新年会があり、これまで東北の被災地への炊き出しに関係した方々にも来て頂きました。

約100名もの会となりました。

後半の第二部で、17回延べ50日に及ぶ炊き出しを、その前の阪神・淡路大震災の炊き出しや3/11直後のことから振り返り、順に、関係した方々に一人制限時間3分で語って頂きました。


大滝グループ・蕎麦屋の榑木野などレストランや飲食関係の方々はもとより、一緒に炊き出しに行ったお寺の方々・未来カレッジの学生さん・松本児童園などの子供達や一般のボランティアの方々、
また、物資や資金のサポートをして頂いたブエナビスタや東急インなどのホテル・バー、花を提供して頂いたハマ園芸・倉庫をご提供頂いているUCCフーズ・3/11に氷彫の氷を提供して頂く田中製氷さんなど。

皆さん、陸前高田や南相馬の被災地で見聴きしたことを、心のこもったスピーチで話して頂き、聞いていて涙ぐむ人も。

被災地への支援はまだまだ続きます!皆さん、カンパをお願いします!  

2012年01月21日

年越し炊き出し@陸前高田の報告

お知らせしたとおり、12/29~1/1まで陸前高田に年越し炊き出しボランティアに行って来ました。

帰省ラッシュの渋滞を覚悟したけど、朝早めに出たせいか大したことはなく、またそれほど寒くなかったので、良かったです。

行ったのは何と20数名、小学生から50代まで、志を持った人たちが集まりました。現地に着いたら、このブログを見て、東京から合流して頂いた方もいてびっくりでした。


現地には今もいろんな仮設住宅があります。

まず、仮設住宅を1軒ずつ、持参した韓国人の手作りのキムチなどを持って周り、「炊き出しやるので来て下さい!!」とお知らせに行きました。

そのかいもあって、200~300人、延べ500人ぐらいの方が集まったでしょうか。朝3時までわいわいと飲みながら年越し。東北の方はお酒が強かった!!


プロの料理人達がたくさん行ったので、テントで、牛串・おでんなどいろんなメニューがそろい、にぎやかな雰囲気。けっこう美味しそうでしょう?


子ども達には、昔懐かしい射的で楽しんでもらいました。

一番人気のあったのは焼き芋。特別な最高級のサツマイモが売れ残ったのを提供して頂いたお店があり、現地で焼きたてのお芋を提供しました。


新年の朝は、みんなで餅つき。つきたてのお餅を、きな粉やあんこを付けて食べて頂きました。


別れる前に記念写真。仮設の町内会長から立派な表彰状も頂きました。

仮設で年越し、それも一人での方もいて、寂しいので、我々が行ったつかの間の間でも何とか盛り上げたい、という気持ちで行った今回の炊き出し。

仮設に済む方々が集まる機会って案外無いそうで、皆さんが集まって情報交換する機会が作れたことが良かったかなと思います。


陸前高田の「奇跡の1本松」も、枯死寸前でも一年の間頑張って立っています。

あれから一年になる3/11には、また陸前高田に行き、炊き出しと共に、1本松の周りで、プロの料理人の技の一つである、氷彫(氷の彫刻)をやります。今日(1/21)からやっている氷彫フェスティバルでも氷彫のできる職人をスカウトしたいです。

次回はその打ち合わせに2/12に行って参ります!


この写真は、立ち寄った気仙沼で見た大漁旗です。今年もみんなで一緒に頑張ろう!  

2011年12月17日

年越し炊き出しボランティア

次回の炊き出しは、陸前高田に12/29~1/1まで行く予定です。

テントで、年越し蕎麦・お雑煮・おでん・ブリのかま・キムチなどを用意して、仮設住宅で一人でいる方などに集まって頂き、夜通し居酒屋風にみんなで一緒に年を越そう!という企画です。

心配なのは交通渋滞です。関東地方をできるだけ迂回して入る予定ですが、雪が降らないよう祈って下さい。  

2011年12月16日

南相馬での炊き出しと福島の被災地の現状

11/5、日帰りの強行日程で福島県南相馬市に炊き出しに行って来ました。

現地での神社の新嘗祭に合わせて、手作りのお祭りを行い、被災した方々を元気づけるためです。

ピザを焼くための機械を持ち込んで、焼きたてのピザも食べて頂きました。
演芸や、子どもたちのために射的も。




チョコレートが噴水のように吹き出す機械は女の子たちに人気。
現場は、今も5つの仮設住宅に3000人もの方が住んでいます。
福島原発から20kmの立入禁止区域の検問所のすぐ近くです。



仮設住宅は、冬は冷えます。灯油のヒーターが禁止されているところもあり、エアコンは電気代が高いので寒いのを我慢されている方も多いです。  

2011年09月23日

被災した犬・猫の飼い主募集

福島の南相馬に行った時に見た、飼い主が行方不明のペットの飼い主を「福島県動物救護本部」が募集しています。

100頭もの犬と12頭の猫が、新たな飼い主を待っています。狭いケージに入れられ、ストレスが溜まってやせているのもいて、とてもかわいそうです。

飼い主としてきちんと世話ができるかの審査があるのと、福島まで引き取りに行く必要がありますが、自分でペットを見て選べます。


飼うのは無理、と言う方は、被災ペットのための義援金も集めています。

問い合わせ先は、福島県動物救護本部事務局 024-521-7245 です。

なお、次回は11月5日に、南相馬の神社の新嘗(にいなめ)祭に行って、炊き出しもする予定です。
  

2011年08月18日

被災地の缶詰をサマーフェスト等で販売し義援金にします

被災地に炊き出しに行った時、缶詰をたくさん持ち帰って来ました。

津波で流されたのを、缶詰なので、中身は問題なく食べられるので、がれきの中からボランティアの人たちが集め、きれいに洗ったものです。

中身はサバ・鮭・サンマ・マグロ・鰯などで、石巻の水産加工会社のものなので、すごくおいしいですが、ラベルも完全に消えてしまっているのが多く、開けてのお楽しみです。

1個400円で買って頂き、会社再興の義援金にしたいと思います。

明日から28日まで松本の花時計公園で始まる恒例のビールのイベント「サマーフェスト」で、飲食店組合のブースで売ります。その他、駅前のレストランどんぐりと、瑞松寺でも売っています。  

2011年08月15日

福島南相馬での炊き出し給食

8月2日、福島の南相馬に、学校給食のための炊き出しに行って来ました。

子ども達に、松本の熊谷製麺さんご提供による信州ソバを味わってもらいました。


南相馬では、今も学校の給食が不足し、学校毎に順番に1週間毎に、パンとミルクだけの給食になっているのです。食べ盛りの子ども達の給食が!

詳しい事情は、南相馬市の小・中学生を応援する会のサイトなどを見てください。


南相馬には6つの学校があり、生徒数は合計1000人以上なので、みんなに行き渡る炊き出し給食には、1回100万円以上の資金が必要となります。また行ってあげたいのですが。。


飼い主が行方不明の犬たちもいました。ボランティアの学生達が相手をしてあげましたが、飼い主と離れて狭い檻に入れられ、ストレスが溜まっています。

支援を必要としている大震災と原発事故の被災者は、まだまだ各地にたくさんおられます。
  

2011年08月14日

陸前高田での最後の炊き出し

7月25~26日、陸前高田に11回目の炊き出しに行きました。

震災から4ヶ月半経っても、いまだに避難所となっていた中学校の体育館で、プロの料理をふるまいました。

前にも同行した須坂の松栄寿司さんの寿司は、テーブルの周りを好きな寿司を取りながら回ってもらう、人間回転寿司形式となりました。


体育館が避難所、校庭には仮設住宅が建てられているので、中学生達の体育や部活は、駐車場の隅でやっています。野球部もバレー部も狭い場所で練習。


この日は猛暑で、料理人の技を見せて氷彫も作りましたが、暑さに耐えかねた中学生達が抱きついたり触ったりですぐ溶けてしまいました。


今回で陸前高田での炊き出しは終わり。この避難所も8/12にようやく閉鎖され、避難されていた方々も仮設住宅などに移られました。

陸前高田のある岩手県は仮設住宅への入居が比較的進んでますが、宮城県は小さな避難所が各地に点在し、まだまだ避難所があるようです。




陸前高田の皆さん、またお役に立てるときがあれば呼んでください。いつでも馳せ参じます!  

2011年06月25日

陸前高田から一旦引き上げ、次回は福島

6月7~9日と12~16日、陸前高田に炊き出しに行って来ました。

400人の方にプロの料理をふるまいました。

このブログでコメント、連絡を頂いた、須坂の松栄寿司さん、新宿の日替わり弁当屋「ピースキッチン」さんも合流、プロの味の、寿司と栄養たっぷりの総菜も召し上がって頂きました。




今回で、10回も通った陸前高田での炊き出しは無事終了し、置いていた鍋も持ち帰ってきました。

次は、福島、南相馬の学校の給食を手伝いに行く予定です。福島と言うと躊躇される方もいますが、現地で住み、生活している方々がいて、妊婦さんだっておられます。行かないわけにはいきません。
日程などは未定で、これから考えます。


陸前高田には、7月末に、現地の花火に呼ばれています。その足で陸前高田の方も連れて来て、7月30日(土)の夜に松本で慰労会をやる計画があります。

とりあえずは、皆さん、お疲れさまでした!  

2011年05月23日

6回目の炊き出し、今後の悩み

5/17~19、6回目の炊き出しに行って来ました。

東北の心意気や全国の人への感謝の看板、まだ海に浮かんでいる家屋、炊き出しの様子など、写真をご覧ください。

料理は、今回は、焼き肉屋さんが中心となり、会社ぐるみで参加して頂きました。以外と人気だったのが刺身。元々海が近くて美味しい魚が食べられる場所なのに、まったく食べられない状態になっているからでしょうか。

次回は、6/7~を予定していますが、


今まで炊き出しを行ってきた陸前高田市の避難所が、仮設住宅ができてきたためになくなるかもしれず、ほかの避難所は20~30人ずつの小さな単位なので、今の規模の炊き出しができません。

陸前高田でずっとやってきたので、他の地区に行くのも気が引けるし。

悩ましいところです。




  

2011年05月15日

気仙沼にも行きました

連休明けの5/10~12、5回目の炊き出しに行って来ました。

松本のお寺の方々なども参加し、陸前高田市に加えて、今回は二手に分かれて気仙沼にも炊き出しに行きました。

写真はローストビーフ。レストランのシェフたちならではの炊き出しです。


被災地の学校に花や種を持って行き、寄せ書きと共に渡すこともやっています。

明後日5/17から、今回は大滝グループの方々が会社単位でご参加されます。

その次は、6/7~9。

今、必要なものは、前にも書いた

・ガソリン代や容器代などのカンパ
・料理を配る器

に加え、

・前は「食材はありすぎる」と書きましたが、現地の食べ物は不足していて、お米などあれば頂きたい。
・野菜が不足しているので、パックや缶などのジュースがたくさんあれば喜ばれます。


寄せ書きのメッセージも募集します。左の写真はクリックすると大きくなります。「笑顔の花が咲きますように」「がんばろう東北 世界中のみんなが応援してるよ」「東北魂 見せてくれ」などのメッセージが書かれてます。

皆さんのご協力をお願いします!

なお、ボランティアで現地で合流されたい方は、事前に隊長浅田(090-7816-9095)にお電話ください。高速道路の通行手形などの制度もあります。  

2011年04月26日

先週の炊き出しの報告とお願い

4/19~21の陸前高田市の避難所での4回目の炊き出しの結果をふまえた、後方支援のお願いです。

・被災地はまだまだ悲惨な状況です。

・料理を配る器が大量に必要です。今回は800食炊き出しました。
現地は、周囲が吹きさらしになってしまっていて風が強く、土ぼこりもひどいので、フタの付いた使い捨ての容器を提供いただける方がいれば助かります。

・1回行くのにガソリン代や容器代などで20万円ほどの費用がかかります。どこかで人が集まるイベントがあれば、炊き出しの実演+カンパを募りたいと思うので、ぜひ呼んでください。

・今回は美容師の方が同行し、ボランティアでカットをしました。行列ができて、朝から晩までご飯も食べず、30人ほどカットされました。美容師・マッサージ師・子供相手の漫画家など、技術を持った方のボランティアが喜ばれます。

・次回は5/10。その次は5/17で、その時は会社単位でご参加頂きます。会社・お店など、グループ単位で、食材などの用意も自前で、参加いただける方々がいれば助かります。  

2011年04月21日

陸前高田での炊き出しへの支援の募集

陸前高田市の避難所での炊き出し、応援して頂く方・モノを募集します。

現時点で必要な人・モノは、
・ドライバー、できればトラックのような大きな車も、保冷車ならベスト

・自分たちが行く合間に行って炊き出ししてくれる人(泊まるところは、いつも泊めて頂いているお寺が利用できるかもしれません)

・日持ちのする料理(食材はありすぎるので、すでに料理したもので、適当な量)

・ガソリン代などのカンパ
です。

今回の写真は、3月末に最初に行った時の様子です。
水道がないので、鍋を川で洗いました。今は自衛隊の給水車の水を利用できます。


  

2011年04月18日

初めまして。陸前高田で炊き出しをやってます。

炊き出し機動部隊「みらい」と申します。

新聞記事でご覧になった方もいるかもしれません。

松本市内のレストランなどの調理師の有志のグループで、被災地で炊き出しのボランティアをする団体です。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市の避難所に、定期的に通って、炊き出しをやっています。


3月終わりから今までに3回、片道10時間かけて通い、パエリアなど、プロの暖かい手料理を、1回1000食以上提供して来ました。

写真は、3回目に行った時の様子です。


明日4/19日、4回目の炊き出しに行って来ます!