松本市内のレストランなどの調理師の有志が集まり、被災地で炊き出し等のボランティアをする団体です。 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた陸前高田市や南相馬の避難所・仮設住宅に、定期的に通い、炊き出しをやってます。プロのコックが温かい食事を提供し、被災者の方々に喜んでいただいています。

2012年01月21日

年越し炊き出し@陸前高田の報告

お知らせしたとおり、12/29~1/1まで陸前高田に年越し炊き出しボランティアに行って来ました。

帰省ラッシュの渋滞を覚悟したけど、朝早めに出たせいか大したことはなく、またそれほど寒くなかったので、良かったです。

行ったのは何と20数名、小学生から50代まで、志を持った人たちが集まりました。現地に着いたら、このブログを見て、東京から合流して頂いた方もいてびっくりでした。


現地には今もいろんな仮設住宅があります。

まず、仮設住宅を1軒ずつ、持参した韓国人の手作りのキムチなどを持って周り、「炊き出しやるので来て下さい!!」とお知らせに行きました。

そのかいもあって、200~300人、延べ500人ぐらいの方が集まったでしょうか。朝3時までわいわいと飲みながら年越し。東北の方はお酒が強かった!!


プロの料理人達がたくさん行ったので、テントで、牛串・おでんなどいろんなメニューがそろい、にぎやかな雰囲気。けっこう美味しそうでしょう?


子ども達には、昔懐かしい射的で楽しんでもらいました。

一番人気のあったのは焼き芋。特別な最高級のサツマイモが売れ残ったのを提供して頂いたお店があり、現地で焼きたてのお芋を提供しました。


新年の朝は、みんなで餅つき。つきたてのお餅を、きな粉やあんこを付けて食べて頂きました。


別れる前に記念写真。仮設の町内会長から立派な表彰状も頂きました。

仮設で年越し、それも一人での方もいて、寂しいので、我々が行ったつかの間の間でも何とか盛り上げたい、という気持ちで行った今回の炊き出し。

仮設に済む方々が集まる機会って案外無いそうで、皆さんが集まって情報交換する機会が作れたことが良かったかなと思います。


陸前高田の「奇跡の1本松」も、枯死寸前でも一年の間頑張って立っています。

あれから一年になる3/11には、また陸前高田に行き、炊き出しと共に、1本松の周りで、プロの料理人の技の一つである、氷彫(氷の彫刻)をやります。今日(1/21)からやっている氷彫フェスティバルでも氷彫のできる職人をスカウトしたいです。

次回はその打ち合わせに2/12に行って参ります!


この写真は、立ち寄った気仙沼で見た大漁旗です。今年もみんなで一緒に頑張ろう!